【MicrosoftAzure】自習書シリーズをやってみる②(~ストレージアカウントの作成 ~)
引き続き、「Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作」 (以下、「自習書シリーズ」を利用した学習記。
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前回、リソースグループを作成したので、
今回は、MicrosoftAzure上にストレージアカウントを作成してみる。
目次
- 目次
- 学習目標とする構成
- 参考書籍
- ストレージアカウントとは
- ストレージアカウントの提供サービス
- 冗長化オプション
- 「New-AzureRmStorageAccount」コマンドによるストレージアカウントの作成
- 「New-AzureRmStorageAccount」コマンドの実行
学習目標とする構成
「自習書シリーズ」に掲載されている 下記の構成の完成が、当面の学習の目標。
※「Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作」より引用。
参考書籍
以下書籍を参考にしている。
ひと目でわかるAzure 基本から学ぶサーバー&ネットワーク構築
- 作者: 横山哲也
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/09/10
- メディア: 単行本
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ストレージアカウントとは
仮想マシンに接続するディスク装置を提供する。 ストレージアカウントは、HTTPベースのプログラムインターフェースを利用することで 単独でも「記憶領域(ストレージ)」として利用できる。 Powershellでは「New-AzureRmStorageAccount」 で作成できる。
概念的には、下記のような感じ・・
※「Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作」より引用。
ストレージアカウントの提供サービス
- BLOB
「Binary Large Object」の略で、Azureではストレージアカウントのうち、BLOBを使用して、仮想ディスクを構成する。BLOBには、さらに「ブロックBLOB」と「ページBLOB」がある。「ブロックBLOB」は連続再生に最適化されているため、文書やストリーミングメディアの直接格納に適している。対して、「ページBLOB」は」ランダムな書き込みをサポートするように最適化されているため、仮想マシンのディスク装置として使用される。
- キュー、テーブル
キューは待ち行列、テーブルは2次元表形式のデータを格納するための機能。これらは主にAzureのPaasアプリケーションから利用される。
- ファイル
仮想マシンから利用できる共有フォルダ。ファイルサーバ的な感じで使える。
冗長化オプション
- Standard_LRS(ローカル冗長ストレージ)
データのコピーがデータセンター内に 3 つ保持される。
- Standard_GRS(地理的冗長ストレージ)
プライマリ リージョンの 3 つのレプリカに加え、セカンダリ リージョンにも3つのレプリカを保管する
- Standard_RAGRS 読み取りアクセス地理的冗 長ストレージ
「New-AzureRmStorageAccount」コマンドによるストレージアカウントの作成
「自習書シリーズ」に丁寧な解説があるが、 「New-AzureRmStorageAccount」に下記のパラメータを 設定し、実行する。なお、ストレージ アカウント名は Azure で一意な名前にする必要がある。
- Location ・・設定値「$location」
- Name・・設定値「$newStorageAccountName」
- ResourceGroupName・・設定値「$rg」
- Type・・設定値「Standard_LRS」
「New-AzureRmStorageAccount」コマンドの実行
以下の通り、New-AzureRmStorageAccountでストレージアカウントを作成する。
#リソースグループ $rg = "AW-RG" #地域 $location = "japanwest" # ストレージ アカウント $newStorageAccountName = "simalabmstorageacct" $storageAccountType = "Standard_LRS" New-AzureRmStorageAccount -Location $location ` -Name $newStorageAccountName -ResourceGroupName $rg -Type $storageAccountType
実行時の出力例が下記のとおり。 ProvisioningStateが「Succeeded」となっていることを確認する。
ResourceGroupName : aw-rg StorageAccountName : simalabmstorageacct Id : /subscriptions/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx/resourceGroups/aw-rg/providers/Microsoft.Storage/storageAccounts/simalabmstorageacct Location : japanwest Sku : Microsoft.Azure.Management.Storage.Models.Sku Kind : Storage Encryption : AccessTier : CreationTime : 2016/11/05 17:02:09 CustomDomain : LastGeoFailoverTime : PrimaryEndpoints : Microsoft.Azure.Management.Storage.Models.Endpoints PrimaryLocation : japanwest ProvisioningState : Succeeded SecondaryEndpoints : SecondaryLocation : StatusOfPrimary : Available StatusOfSecondary : Tags : {} Context : Microsoft.WindowsAzure.Commands.Common.Storage.LazyAzureStorageContext
作成したストレージアカウントを確認する場合は、「Get-AzureRmStorageAccount」で確認する。
PS C:\WINDOWS\system32> Get-AzureRmStorageAccount