WindowsUpdate後、Hyper-Vの仮想マシンが「アクセス拒否エラー」で起動しない。
Windows10の2016年9月のアップデート後、 OSのビルドを「14393.222」にしたところ、 なぜか、Hyper-Vの仮想マシンが起動しない現象に遭遇したため、その備忘録。
なお、本記事はあくまで個人的な対応手順となり、公式かつ正確な手順でないため、その点は留意されたい。
目次
事象
WindowsUpdate後、いつも利用しているHyper-Vの仮想マシンが「保存完了」状態となっていた。
起動しても、下記のようなエラーとなる。
①仮想ディスクを一旦削除し、再設定してみる。⇒事象変わらず
http://blog.tpc.jp/2011/05/hyper-v-os-id.html
上記エントリを参考に、仮想ディスクを一旦削除し、再設定。
一旦、削除して、
仮想マシンを再度作成
その後、当該仮想マシンを起動してみるが、事象変わらず。
②icaclsコマンド実行。⇒事象変わらず
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2249906
上記エントリを参考に、下記のように、icaclsコマンドを実行し、 その後、当該仮想マシンを起動してみるが、事象変わらず。
icacls "C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual hard disks\Linux.vhdx" /grant "NT VIRTUAL MACHINE\366C2BDE-DF7B-45D9-A2ED-4C0A91BD453F":(F)
③仮想マシンのネットワークアダプタ削除・追加。⇒事象が治る
エラーメッセージを改めて読んでみると、先頭行に ネットワークアダプタに関連するメッセージとなるため、
仮想マシンのネットワークアダプタを一度、削除。
その後、再度追加して、
仮想スイッチに紐づける。
そして、仮想マシンを起動すると、正常に起動した。
根本原因はわからないが、WindowsUpdateの過程で、物理的なネットワークアダプタを 仮想スイッチ側でうまく認識できなくなったものと思われる。